僕の正義

あの子は、クラスで孤立していた。 何をしたわけでもない。ただ、周りの「好奇心」から対象になってしまった。 「助けてくれて、ありがとう。」 休み時間の屋上で、いつものようにあの子は笑った。 ずっとずっと耐えていたあの子。助けることが正義だと、僕は思っていたんだ。 いつもの屋上。彼女は笑ってこう言った。 「…