『紙の民』サルバドール・プラセンシア 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 サルバドール・プラセンシア『紙の民』。これは奇書と呼んで差し支えないと思われます。メタフィクションは数多の表現で、数多の作品が世に出ていますが、ここまでメタ表現を〈体感〉できる作品はあまりありません。 上空から見下ろす作者=《土星》の存在に気づき、自由…