「プリズン・トリック」遠藤武文/講談社

第55回 江戸川乱歩賞・受賞作。 千葉・市原交通刑務所の収監者が殺される事件が起きる。 詳細な刑務所内での行動の描写から始まる小説、 舞台としては、心地よい選択ともいえないし、 語り手の視点の変わっていく書き方などはよみにくさもあるのだけれど、 どうなっているんだ・・という謎への興味にひきつけられて、 最後…