脇田成著「日本経済論15講」(新世社)

「どこかで読んだ本と同じようなフレーズやたとえ話が連発しているな」と感じ、その本を探し出し、「そうそう、筑摩選書の『賃上げはなぜ必要か』に書いてあった」からの、「同じ著者だった……」までがルーティーン。それが本書である。 真面目な感想を書くと、この本は、日本経済を学ぶために必要な事実と経済学的知識を …