倉山満著「嘘だらけの日本中世史」(扶桑社)

著者自身による本書の内容は「大学で『日本史』という講義を受け持つことになった研究者であれば知っておかなければならない日本史」である。近現代史を専攻しているので中世史は知らないというのは通用しないというのが、本書p.9~p.10に記した著者自身の前書きである。 本書は平安時代末期から戦国時代末期までの日本の…