Ry
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【フィクション】河口に至る(仮) ⑤
前 ry-kun.hatenablog.com 彼女はいばらが唯一見たことがある劇場の幽霊である。彼女と出会うまで、劇場はいばらの王国だった。劇場の冷たい床には、その日も窓から矩形に切り取られた冬の光が一定間隔で落ちていた。いばらは劇場の扉から大きく飛び出すと、白い光から光へと踏み跳ねて遊んだ。いばらはその日着ていた服も…