あったのかも、しれない。(4)

それは、年末恒例の、或る一夜の、ライブが、終わり、楽屋にいたときの、ことだった、ひとりの、見知らぬ、若い男が、薔薇の花束を、持って、近寄ってきて、「今夜の、ライブは、よかった」、そんなことを、云って、花束を渡してくれて、足早に、引き返そうと、している。 「疲れてるので、人はいれないでくれ」、楽屋の入…