網野善彦「無縁・公界・楽」に関する覚書

網野善彦の『無縁・公界・楽』(平凡社ライブラリー)を読了したので、徒然なるままに感想を書き留めておく。 日本史に関する知識の薄弱な私には、難解な語句や意味の把握し辛い表現なども散見したが、基本的には愉しんで読み進めることが出来た。 主には「無縁」という概念を駆使して、中世の日本社会の構造や特質に、新…