『初子さん』赤染晶子

表題作の「初子さん」は日常と仕事を繰り返していくことの話。一生懸命働きつづけて数年経ってしまい、さして儲かるわけでもなく、好きではじめた仕事でもいつのまにか暮らすことでせいいっぱい。初めてほめられたときの「あの時のうれしさはどこへ行ったのだろう。」なんでこんなに胸がギュッとなる大人の苦しさを書くの…