川上未映子『夏物語』- 感想というより個人的すぎる覚書

子どもを産むか否かの選択を考えさせられる作品だと聞いていたので、すでに産んでいる身としては何となく読むのがこわくて、何年も夏が来るたび後回しにしていた本。子どもを産む理由も産まない理由も、書いてることも書いてないことも含めていろんな角度から見えるようになっていて。穏やかな中にユーモアや悲しみや怒り…