上堂(1)「府主王常侍、與諸官請師升座」(成徳府主の王常侍が諸官とともに師に説法を依頼した) 「臨済録」より

臨済禅の祖、臨済義玄は、河北の滹沱河を臨む院の住持となって以来、河北の地を中心に教えを広めていました。この「上堂」は、当時河北を治めていた藩鎮の一つ、成徳府(成徳軍節度使)主の王常侍に依頼されて行われた説教の記録です。