ミランダ・ジュライ「最初の悪い男」

読みながら、何度も何度も吹きだして、胸がきーんと寂しくなった、ミランダ・ジュライの初の長編小説。変わり者で想像力豊かな40代女性の主人公シェリルと、私は確かに重なるところがあって、2人の円が重なってる中心の共有部分は「痛さ」「身体と精神のアンバランス」だと思った。ミランダ・ジュライは、マイク・ミルズと…