菅江真澄の図絵

菅江真澄の著作の特徴は、文章だけではなく図絵を多く使っていることだと思う。 世の中には、紀行文を残した人は多いと思うが、文章とともに絵をも描いた人はそれほどはいないだろう。 菅江真澄全集においても、巻頭の数十ページは図絵を掲載している。 その巻の内容によって、図絵のページ数はかなり多少の差が大きいが、…