流れ落ちるキンタマのようだね

旅にでると詩が書きたくなる。だから、ここ何年かは東京に向かうバスのなかで詩行を書くことが多い。天気がわるかった。ターミナルまでは父が送ってくれた。バスの到着を待つあいだに立ち読みをした書店では、安倍の顔がでかでかと印刷された『hanada』の最新号が堆く積み上げられていた。それらのことは詩のなかに書かれ…