柳美里『ゴールドラッシュ』

大学の時にはずっと敬遠していた作家である。というのは、書かれていることの生々しさにどうしても耐えられなかったからだ。しかし大学院でエミリー・ブロンテの研究をはじめてからというもの、こういった小説の方が自分の興味を惹きつけて止まないということに気がついた。この小説を知ったのはロシア文学の授業を受けて…