アルフレッド・テニスン『イノック・アーデン』

一八五〇年がイギリス文学において重要な年とされているのは、テニスンの『イン・メモリアム』が出版された年だからである。彼の妹と結婚するはずだった親友ハラムの死後、一八年もの間書き続けて完成させた彼を悼む詩集『イン・メモリアム』が評価され、テニソンは桂冠詩人の栄誉に与る。ヴィクトリア女王が聖書の次によ…