「あなたへのダイアリー」 (第一章 アフリカ)-7-

現地の交通事情もあり、村に戻ることができたのはティムと約束した日の翌日になってしまった。 「リョウ!」 日も暮れ、辺りはすっかり薄暗くなっていたが、村の入り口で亮介の帰りをずっと待っていたティムが、亮介の姿を見つけ走って来た。 「よかった。もう、この村には帰ってこないのかと思った」 亮介はティムのその…