「めぐり逢う理由」 (第二章 げんちゃん王子)-3-

つい先日も久しぶりにおねしょをしてしまった、美雪はまだ四歳だった。 「お嬢様、もう起きて下さい」 「なみちゃん……」 美雪は布団からなかなか出てこない。 「どうしました? あっ! もしかして」 奈美が布団をめくると美雪の尻のあたりが丸く濡れていた。 「ごめんなさい」 「また、あの夢を見たのですか?」 「うん」 …