エフェクトに耳を澄ます

当り前のことだけど、作曲は、音符単位でのオペレーションに還元されるものではない。和声とか対位法とかと同様に、「音色」にも構造があり、それは耳を澄ます対象であり、作曲の要素だ。 ただ、問題なのは、作曲態度だ。音符操作の技法の拙劣をカヴァーするために音色の力に頼る、ということがあってはならない。 「楽器…