朝倉かすみさん『平場の月』 | 小説丸

好きな人が死を迎えてしまう──それはいってしまえば、泣ける恋愛小説の定石パターン。その枠組みにあえて挑み、これまでにない余韻を残す小説がある。朝倉かすみさんの新作『平場の月』だ。あえて五十歳の男を主人公に、著者としては珍しい、ストレートな恋愛小説に挑んだその背景、そして創作の裏話とは。