【8000kmを歩いた女】リリアン・アリングが目指した祖国ロシア

1920年代、ある一人の女性がアメリカからロシアを目指して徒歩で旅に出た――。この一見荒唐無稽な話は、リリアン・アリングという東欧出身の若き女性の実話である。 車も飛行機も当たり前の現代において、国境どころか大陸を越えて歩くという選択は、想像し難い。だが、彼女は実際にそれをやってのけた。 なぜ彼女は歩いた…