趣味としての文学

人格陶冶の修養としての教養に対して、これは過去のもので、職業労働・家庭(私的生活)・公共的義務の3領域を統合して自分らしさをつくっていく能力および過程こそ、現代の教養であるとした、清水真木明治大学教授とは相違して、原宏之氏はその近著『世直し教養論』(ちくま新書)で、修養=教養形成であるとし、その主…