新simmel20の日記
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「尊厳に満ちた者」
ジョルジョ・アガンベンの『アウシュヴィッツの残りもの』(上村忠男・廣石正和訳、月曜社)は、人間の尊厳について述べている。アウシュヴィッツ収容所の支配者であったSS(ナチス親衛隊)も、ガス室と火葬場の運営を任された収容者グループの特別労働班も、死にいく者たちもみな尊厳を失っていたが、ここで驚愕をもって…