掌篇小説について

先日文芸誌『雲』(龍書房)の藤蔭道子編集長から掌篇小説を書いて送るよう命じられて、まだ約束を果たしていない。題名だけは決まっているが、さてまとまるかどうか、といった体たらくである。 この月刊『雲』では、森晴雄氏が、川端康成の『掌の小説』について、精力的に論じている。3月号現在で、166回目の論考を載せ…