新simmel20の日記
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呉座勇一『戦争の日本中世史』を読む(Ⅳ)
いよいよ終章「“戦後レジーム„の終わり」である。「足利義満は専制君主だった!」との捉え方も少なくないが、例えば、謀反の構えを見せた鎌倉公方足利満兼の罪を不問に付したり、義満の安堵した周防・長門の守護職大内弘茂の兄盛見(もりはる)は、これに反発挙兵しているが、討伐は成功せず、義満は結局盛見の家督相続を…