墓田桂『難民問題』(中公新書)を読む

墓田桂成蹊大学教授の『難民問題』(中公新書)は、「善意の上限」をコンセプトに、「寛容」や「多様性」などの美しい言葉のみでは、「難民問題」を理解、またそれに対応できない国際社会の歴史と現状を、事例を紹介しながら解説している。勉強になる。終章含め全6章から構成され、第5章では、日本の難民対策の現状と将来…