バルザックの「サラジーヌ(Sarrasine)」(芳川泰久訳)を読む

ミッシェル・セールの『両性具有』(叢書ウニベルシタス)が読みたくて、そこで論じられている、バルザックの「サラジーヌ」(芳川泰久訳 岩波文庫『サラジーヌ』所収)を読んだ。文庫で70頁ほどの作品であるが、入れ子構造の構成になっていて、登場人物の名前と特徴を把握するのにけっこう手間取るところもある。『両性具…