山岸凉子『日出処の天子』が読みたくなる

今年が聖徳太子1400年遠忌(おんき)の年にあたるとのことで、『芸術新潮』(新潮社)7月号は、その記念大特集「聖徳太子:日本一有名な皇子のものがたり」を組んでいる。写真や絵を眺め、いちばん取っ付きやすそうな、坂本葵『未来からの使者、厩戸皇子ー「日出処の天子」を読む』を読んだ。研究者であり、かつ作家(表…