ドニ・ド・ルージュモンの『愛について』(岩波書店)

筒井清忠編『大正史講義【文化篇】』の第7講 小谷野敦『「男性性」のゆらぎ』は、小谷野氏得意の近松秋江と久米正雄の人生と作品をめぐって、大正期における男ー女関係(恋愛関係)における理想の男性像のゆらぎを解説している。 最後に谷崎潤一郎にも論及し、「秋江、久米らの男性像を継承したのは、谷崎潤一郎であろう…