後期クイーン論に向けた序章として(1)  エラリイ・クイーン「災厄の町」(ハヤカワ・ミステリ文庫)

後期クイーン論に向けた序章として(1) エラリイ・クイーン「災厄の町」(ハヤカワ・ミステリ文庫) 「災厄の町」はエラリイ・クイーンの後期の代表的作品。ニューヨークの北方に位置する山麓の街であるライツヴィルを舞台とする連作「ライツヴィルもの」の第1作で同シリーズはこの後、「フォックス家の殺人」*1「十日…