中西理の下北沢通信
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後期クイーン論に向けた序章として(番外編2) エラリー・クイーン「Yの悲劇」(角川文庫)
後期クイーン論に向けた序章として(番外編2) エラリー・クイーン「Yの悲劇」(角川文庫) 一昔前には意外な犯人のトリックの傑作としてエラリイ・クイーンならびに本格推理小説の代表作品とされていたのが「Yの悲劇」だったといっていいだろう。ただ、精神疾患の遺伝に関する描写などにおいて、現代の医学の定説とは違う…