《ブログ小説》愛と絆のfive star story 1(分からない明日)

鈍い銀色が真っ直ぐに続いてる、ハンドルを握る指先が小刻みに伝わってくる振動、ほぼ毎日の風景がいつもと変わりなく流れていく。 見慣れた風景は彼の通勤経路だからなのだ。 朝だと言うのに、活力が感じられないくらいに、エネルギー不足の男である。 オーラなんて言葉が似合わない代表的存在であり、特に朝方の彼は天下…