二ノ丁化物屋敷の事(会津若松市)

1 概要 本二ノ丁北側甲賀町の東角に、「御用屋敷」というものがあった。これは、藩主が在国の時、江戸からお供した小姓や屋敷のない侍が住む所で、数十軒の長屋であった。 ある年、江戸からお供してきた片峯九八という小姓がいた。その九八が病気になった時、今は会津勤めになっている山田某という侍が、江戸で親しくして…