某屋敷の事(会津若松市)

1 概要 米代辺りにある某屋敷のことである。 家人の某が外出し,夜になり屋敷に帰って来た。その際,昼間のうちに子供の守り脇差を座敷の次廊下に置いてある,女の乗り物の中に忘れていたことを思い出し,乗り物置き場も分かることなので,自ら灯りも持たず出かけた。 そして,乗り物の中に手を入れて脇差を取ろうとした…