鳥取市歴史博物館やまびこ館 後編

奈良時代に入ると、律令制が布かれ、因幡にも国衙(国庁)ができた。 国衙には、中央から国司(守)、次官(介)、補佐(掾)といった役職の者が派遣され、地元豪族出身者を郡司、郷司として採用し、地方政治が行われた。 都から近い因幡には、大伴家持や在原行平といった現代でも名の知れた官人が、国司として赴任した。 …