マルセイユ・タロットが伝える「氏より育ち」

幼児期の重要性フランスのみならず、古いヨーロッパ社会では大抵の家庭に乳母が召し抱えられており、子どものしつけを任されていました。いわゆる幼児期という、1歳から小学校に入学するまでの時期の重要性を伝える札がこのアルカナです。人はどこの誰に育てられようとも、自ずと成長し、まずは物心(ものごころ)というも…