『二十六夜待ち』 喪失を抱えた女と男 - 日本経済新聞

「海辺の生と死」「月子」につづき今年3本目になる越川道夫監督作品。原作は佐伯一麦(かずみ)。夜、山中にたおれ、苦しげにあえぐ男(井浦新)のアップからはじまる。空には二十六夜(たぶん)の月。由実(黒川芽以)は叔母の家に身をよせている30がらみの女。徐々にわかってくるが、3.11で故郷と親をなくした。東京にい…