混沌の街・高田馬場で“誰かにとってのいい子”をやめた

著者: ミキオサナイ 「恋人の、近くに住みたい」 それが今から3年前、大学進学と同時に住み始めた高田馬場を去った理由だった。 当時の私は、そのころ付き合っていた恋人に相当熱を上げていた。 今となっては、会えない時間が育んだ「1秒でも長く一緒にいたい」は、どんなに幸せなことだったろうと思ったりする部分もある…