クルキ・タリナ④ 寛容なるアンリ・下(1127-1145)

11世紀後半、フィンランド族をバルト海を囲む巨大国家へと成長させた太祖ミッコ・クルキは、1107年に唐突にこの世を去った。 ミッコが築いた巨大王国は、ミッコの長男のアンリ、次男のヴォイット、そして三男のクーティによって三分割されるが、直後の長い内乱に悩まされることとなったアンリは、再び一人の王の下にこの三…