クルキ・タリナ⑥ 聡明なるラウリ・上(1164-1178)

クルキの一族は11世紀半ばの時点ではフィンランドの一部族の長という立場に過ぎなかった。 しかしミッコという名の男がその勢力を一気に拡大させ、最終的にはキリスト教徒のスウェーデン王国を滅ぼし、バルト海沿岸地域における最大勢力へと成長。 その子アンリの代にはノルウェー王国も滅ぼし、デンマーク王国からも領土…