比翼連理 永遠の愛【源氏物語 7 第一帖 桐壺 7】 白居易 長恨歌にしのぶ哀しき愛 〜比翼の鳥 連理の枝のようとの願い‥命の儚さを恨めしく思う帝💠

御所へ帰った命婦は、 まだ宵のままで御寝室へはいっておいでにならない帝を気の毒に思った。 中庭の秋の花の盛りなのを愛していらっしゃるふうをあそばして 凡庸でない女房四、五人をおそばに置いて話をしておいでになるのであった。 このごろ始終帝の御覧になるものは、 玄宗《げんそう》皇帝と楊貴妃《ようきひ》の恋を…