頭中将 公達と酒盛り🍶【源氏物語 66 第5帖 若紫10】頭中将 公達らが北山に源氏を迎えにくる。酒盛りや音楽を楽しむ。女王は源氏を美しいと思う

ちょうど源氏が車に乗ろうとするころに、 左大臣家から、 どこへ行くともなく源氏が京を出かけて行ったので、 その迎えとして家司《けいし》の人々や、 子息たちなどがおおぜい出て来た。 頭中将《とうのちゅうじょう》、 左中弁《さちゅうべん》 またそのほかの公達《きんだち》もいっしょに来たのである。 「こうした御…