源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【源氏物語234 第十帖 賢木46 】源氏は中宮に挨拶にした。宮のお召し物の衣擦れの音に源氏は恨めしさも忘れ涙が落ちた。
月夜の空中庭園 written by こおろぎ 「ただ今まで御前におりまして、 こちらへ上がりますことが深更になりました」 と源氏は中宮に挨拶《あいさつ》をした。 明るい月夜になった御所の庭を中宮はながめておいでになって、 院が御位《みくらい》においでになったころ、 こうした夜分などには音楽の遊びをおさせになって 自…