源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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源氏は榊の枝を御簾に差し入れる【源氏物語193 第十帖 賢木5】変わらぬ心を榊の常盤の色に例える。
どうすればよいかと御息所は迷った。 潔斎所《けっさいじょ》についている神官たちに どんな想像をされるかしれないことであるし、 心弱く面会を承諾することによって、 またも源氏の軽蔑を買うのではないかと 躊躇《ちゅうちょ》はされても、 どこまでも冷淡にはできない感情に負けて、 歎息《たんそく》を洩《も》らしな…