【源氏物語225 第十帖 賢木37】始終 手紙や歌を書き合っている二人は夫人の字がまったく源氏のに似たものになっている。源氏は教育に成功したと思った。

幾日かを外で暮らすというようなことを これまで経験しなかった源氏は 恋妻に手紙を何度も書いて送った。 出家ができるかどうかと試みているのですが、 寺の生活は寂しくて、 心細さがつのるばかりです。 もう少しいて 法師たちから教えてもらうことがあるので滞留しますが、 あなたはどうしていますか。 などと檀紙に飾り…