源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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【源氏物語233 第十帖 賢木45】頭の弁が「白虹 日を貫けり、太子おぢたり」と漢書の太子丹が刺客を秦王に放った時、その天象を見て不成功を恐れたという章句をあてつけに口ずさんだ。
夕暮れ written by キュス 源氏は東宮の御勉学などのことについて奏上をしたのちに 退出して行く時 皇太后の兄である藤大納言の息子の 頭《とう》の弁《べん》という、 得意の絶頂にいる若い男は、 妹の女御のいる麗景殿《れいげいでん》に行く途中で源氏を見かけて、 「白虹《はくこう》日を貫けり、太子|懼《お》ぢた…