【源氏物語239 第十帖 賢木51】中宮はご自身の御出家のことを儀式の場で報告された。源氏の君も、兄君の兵部卿も大変驚いた。

桜の樹の下には written by ハシマミ 今日の講師にはことに尊い僧が選ばれていて 「法華経はいかにして得し薪《たきぎ》こり 菜摘み水|汲《く》み仕へてぞ得し」 という歌の唱えられるころからは 特に感動させられることが多かった。 仏前に親王方も さまざまの捧《ささ》げ物を持っておいでになったが、 源氏の姿が最も…