【源氏物語256 第十帖 賢木68】大臣は、朧月夜の君の着物に男の帯がまとわりついているのを見つけた。大臣ななんと恐ろしいことが起きてるのかと驚いた。

Apprentice witch written by ハシマミ 「なぜあなたはこんな顔色をしているのだろう。 しつこい物怪《もののけ》だからね。 修法《しゅほう》をもう少しさせておけばよかった」 こう言っている時に、 淡《うす》お納戸《なんど》色の男の帯が 尚侍の着物にまといついてきているのを大臣は見つけた。 不思議なことである…