【源氏物語280 第12帖 須磨14】源氏は、愛妻と一緒に配所に行くことは、迫害をする口実を与えるようなものだからと紫の上に言う。

切ない風に吹かれて…(Blowing in the nostalgic wind) written by蒲鉾さちこ 「私がいつまでも現状に置かれるのだったら、 どんなひどい侘び住居《ずまい》であってもあなたを迎えます。 今それを実行することは人聞きが穏やかでないから、 私は遠慮してしないだけです。 勅勘の人というものは、 明るい日月の下へ出ること…