【源氏物語 383 第13帖 明石45】不釣り合いの結婚により 親達も辛い思いをするだろう‥手紙を交わすことを許されるということが幸福である。思慮深い明石の君。

不つりあいの結婚をありがたいことのように思って、 成り立たせようと心配している親たちも、 自分が娘でいる間はいろいろな空想も作れていいわけなのであるが、 そうなった時から親たちは別なつらい苦しみをするに違いない。 源氏が明石に滞留している間だけ、 自分は手紙を書きかわす女として許されるということが ほん…